ビュティー・クイーン・オブ・リナーン?

  • 2008/01/09(水) 17:36:56

母と娘

母はわが子を慈しみ
娘は母を慕う

そんな美しい親子関係というのは

どういう条件の下で作られるのだろう?

これは親子という関係に限定されたものではないでしょうが

人間は自分を縛り付けるものから逃れられない時

抵抗を試みるのではないだろうか?

抵抗が許されなければ次には憎悪へ・・

憎悪が増幅すれば・・殺意へ・・

転がり落ちるのは閉鎖された精神の中では簡単なこと

それを止めることができるのは

やはりそこから救う誰かの力なのかもしれない

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ビューティー・クイーン・オブ・リナーン?

  • 2008/01/09(水) 16:48:03

血の繋がった母と娘

どちらも幸福とは言えない人生を送ってきて

差別と支配の果てに自分の行き場を見失ってしまったものが

互いを憎むことでしか生きて行けないという悲劇の連鎖

妹たちは嫁ぎ先をとっとと見つけて自分達の生きる場所を見つけてしまった

行き場を失った娘は「私だけが・・」という怨念を抱きながら

年老いた母の面倒を見ている

だがそれは献身的というものではなく虐待を伴っていた

母は娘の自由を奪うことが生き甲斐になってしまっていた

自分が得られない自由を決して娘に与えないように

どんなことをしても娘を縛りつけようとする

それは愛なのか・・あるいは・・それもまた・・過去の歴史が積み重ねてきた怨念なのか・・

血肉を分けたものだからこそ・・

その憎しみの出口はない



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ビューティー・クイーン・オブ・リナーン?

  • 2008/01/09(水) 16:20:31

アイルランドとイングランドの支配と抵抗の歴史

それはこの作品の根底に深く根付くものである気がします

舞台に掲げられた言葉は作中後半でレイの口から明らかにされます

「悪魔に死を気づかれるより30分でも早く天国の一員になれますように」

この言葉の意味するものは一体なんなのでしょう?

天国とは一体どこのことなのか?

もしかしたらそんなものはどこにもありはしないのかもしれない

悪魔は一体何者なのか?

それは私たち全ての中にあるものなのかもしれない

死とは一体?

「死」は全ての人に平等に訪れるもの、決して避けられないもの

望んでも叶えられない・・たどり着くことの出来ない夢と
逃れられない運命・・

そんな風に私には感じられたのですが・・

ちょっとこじつけすぎかしら?



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ビューティー・クイーン・オブ・リナーン?

  • 2008/01/09(水) 15:54:07

1月4日
シアタードラマシティー

原作 マーティン・マクドナー
演出 長塚圭史
主演 大竹しのぶ 白石加代子


開演前
静かな劇場の席に座り
まずオペラグラスで舞台を覗いてみる

舞台に大きなタペストリーがかけられている
そこには英字で文字が書かれている・・

なんて書いてあるんだろう?

劇場の後方からでは読み取るのがむずかしい

もう、少し前だったら・・と悔しがっているうちに幕が開く


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