覚書

  • 2009/03/25(水) 10:31:18

そういえば・・

こちらの方はずっと放置しっぱなしでございました

感想専用のブログのはずが・・

なんと・・「かもめ」以降
なんの感想もあげていないではないか?

それ以降の観劇につきまして

少々記しておこうとおもいます

8月「道元の冒険」

井上ひさし作 蜷川幸雄演出
主演 阿部寛

巨匠二人の最強タッグに実に濃い役者陣が合わさり・・
テンポよく笑わせていただきました
しかし・・BRAVAはやっぱり嫌いよ
どうしてこの劇場って・・後方席が見難いのでしょう〜

あれはなんとかしていただきたいものですわ

同じく8月「SISTERS」

作・演出ともに、長塚圭史
主演 松たか子

松さんと鈴木杏ちゃんの演技対決を目当てに行ったようなものですが
杏ちゃんの凄まじい成長ぶりに感動してしまいました

長塚さんの作品はいい!

閉塞された空間だけで、展開される物語なのにそこに社会全体の膿があふれ出ているようで・・

特にこの作品の水の使い方には驚かされました
観ているだけで背筋が寒くなるような作品の中で
どんどんとあふれ出てくる水・・

全身の体温が奪われていくような錯覚を覚えました
つい先日、テレビ放映もされたばかりですが・・

やはり・・松さんは凄い!
杏ちゃんは「ムサシ」も好評のようで4月、5月の観劇が今から楽しみです

9月「人間になりたかった猫」

劇団 四季

初四季なのですが・・これは四季の上演演目の中では特殊な位置づけですね
でも、この舞台を観られたおかげで
観劇するということの意味を、改めて考えさせられました
何の制約もなく、誰でも楽しめる
それが舞台芸術なんだ・・と
子どもも大人も一つになって、大騒ぎできる楽しいミュージカルでした

11月予定では「私生活」観劇のはずが・・
今でも悔しい・・が・・これは自分の判断で息子に譲りました

1月「エリザベート」

作 ミヒャエル・クンツェ
東宝ミュージカル

主演 浅海ひかる 武田真治

久々の本格的なミュージカル
幻想的な舞台で、昨年春の「トゥーランドット」など足元にも及ばないほどの完成度・・(見慣れておられる方には色々ご意見もございましょうが)

でも、私は充分に楽しめたし、感動できました
武田トート・・実にセクシーでございました

暗殺者が水先案内人となり「死」をテーマにした作品でありながら
女性の強さをしっかりと伝えてくれる作品で・・
軸のある作品を観たという満足感を得られるものでした
やはり、ミュージカルはいい

2月「冬物語」

作 ウィリアム・シェイクスピア 演出 蜷川幸雄
主演 唐沢寿明 田中裕子

シェイクスピア×蜷川は無敵です
別ブログでも書きましたが・・
そもそもシェイクスピアの本はおもしろくない(笑)

が・・これが舞台で観るとこれほどおもしろいのだから不思議です

それはギリシャ悲劇も同じで全くおもしろくないものほど
おもしろいのですわ

普遍的な人の性やら業やらがそこにしっかりとあるからなのでしょうね

そして・・シェイクスピアは体にいい(笑)

泣いて・・笑って・・・怒って・・
人間の感情が全面に放出されて、その感情のエネルギーをより強く表現できる役者が演じているのだから、観客が引っ張られていく

唐沢さんも田中さんもお見事でしたが
中でも、素晴らしいのは田中さん

美は造作で表されるのではなく
気品と知性と振る舞い、佇まい・・発せられる声・・
それだけで充分に絶世の美女と化す

特別に声を張るわけでもないのに・・細部に渡り気を配られた発声
穏やかで優しく強く・・心に響く声色・・

12列目下手側で観劇
この距離ならオペラグラスはいらないのですが・・
思わず・・田中さんをオペラグラスで追ってしまいました
気づいたら、頬が濡れていた

なんとも素晴らしい女優さんです

さて!

来月4月にいよいよ待ちに待った「ムサシ」
劇評ではかなりの高評価

読売オンラインの劇評


藤原・小栗の2大若手俳優を中心に
共演者も蜷川演劇常連者ばかりの少数精鋭の実力派カンパニー
初日前日にやっと全ての台本が完成したとか・・?

大阪公演が実に楽しみです