カリギュラ?

  • 2007/12/07(金) 11:19:38

シピオン、ケレア、エリコン

カリギュラを取り巻く3人の男達・・

それぞれの複雑な心の綾・・

シピオンの純粋なる情熱

ケレアの相反する論理

エリコンの忠実な友情


それぞれのカリギュラへの思い・・

それぞれのカリギュラとの対峙・・

思いと立場は違えども・・

彼等一人ひとりの中にはカリギュラの一部を宿していた

と同時にカリギュラもまた・・

彼等を無意識の中に受け入れていたのかもしれない

この作品の中で最も感動を与えてくれたシーンが

シピオンとの対峙・・


シピオンとカリギュラが心通わせるシーンは

どんな名画よりも印象的で美しいシーンだった

カリギュラはとまどいながらもシピオンに近寄り

彼に詩を読んでくれという・・

シピオンもとまどいながらも

それに応じる

シピオンの言葉にカリギュラの言葉が共鳴して

互いの心を紡いでいく

「俺達二人は同じ真実を愛しているからだ」

と言いながらシピオンを抱きしめるカリギュラ

「ああ、もうどうだっていい!全てが僕の中で愛の姿に変ってしまったのだから」

そうやってカリギュラに身を委ねるシピオンに
カリギュラが続けた言葉は残酷な言葉だった・・

途端にカリギュラを突き放して罵倒するシピオン

カリギュラもまたそんな彼を追い立てていく
そうしてまた突き放す

求めながらも拒絶するカリギュラと

憎みながらも受け入れてしまうシピオン・・

二人の思いがここに集約されている

シピオンがもし、ここで彼を殺害していれば・・

もしかしたらカリギュラは愛を受け入れて死ぬことができたのか?

などと思えてしまう

殺してほしかったのだろうか?シピオンに・・
そう見えてならなかった

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