カリギュラ?

  • 2007/12/07(金) 15:32:05

ケレアとカリギュラは相反していながらも

とてもよく似ている

それはお互い承知しているところだ

二人が対峙するシーンは

とても空気が澄んでいる

ここではどういうわけか・・

頭痛を忘れた

ここでのカリギュラは狂気を捨てて
正気の仮面を被っていた・・

いや・・

真実の仮面を被っていたのかもしれない


皇帝暗殺を目論むケレア・・

カリギュラの元にはその証拠となる品がある

カリギュラと対するケレア

「同じ魂と誇りを持つ二人の男が一生に一度でいい心の底を打ち明けて話し合えないものか?」

そう話すカリギュラはとても静かで穏やかな表情をしている

ケレアもまた静かに穏やかにカリギュラと対峙する

「なぜ、俺を愛さない」

「愛すべきところが一つもないからです」

「なぜ俺を憎む」

「私はあなたを憎んではいない。
なぜならあなたは幸せではないから。
あなたを軽蔑もしない。
あなたは卑怯者ではないからです。」

「なぜ俺を殺す」

「あなたは有害で残酷だ。だから排除しなければならない」

カリギュラとケレアは最も近い魂を互いに持ち合わせていながらも
相容れない

カリギュラは手に入れた唯一の暗殺の証拠を
ケレアの目の前で炎で焼いてしまう

「続けるがよいケレア。最後までやり通すのだ!お前が今主張した論法を」


ケレアはカリギュラの思いを理解した

ケレアはシピオンに皇帝暗殺の仲間に加わるよう持ちかける

シピオンは拒絶する

「僕はあの人には逆らうことができない
たとえ僕があの人を殺したとしても、僕の心だけはあの人から離れないだろう」

それでも説得しようと試みるケレア

「僕にはもう、誰一人として正しい人間なんていない!!」

そう叫ぶシピオンに優しく話しかける

「私は君をそんな風にしたあの人を憎む。
あの人は君を絶望させた、それはあの人が今まで犯したどの罪よりも重い。
私が怒りに任せてあの人を殺すにはそれだけで十分だ」

カリギュラがシピオンを求めたように
同じ魂を持つケレアもまた
シピオンの純粋な魂を求めたのだろうか?

この3人の在り方はとても複雑で・・

どこか

理解を超越したもので3人が3人とも結ばれているような気がしたのです

ここまでの流れは

私がこの作品の中ですんなりと心に入ってきた唯一の部分でしょう

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