ロープ? (本宅日記からの転用)

  • 2008/01/22(火) 23:51:58

野田MAP関連にてこちらも掲載します

2006年12月〜2007年1月

野田MAP第12回公演「ロープ」

演出・脚本・原作 野田秀樹

主演 宮沢りえ 藤原竜也

今作の前に「THE BEE」が書かれ・・

そうしてベトナム戦争を描いたこの「ロープ」が作られたわけですが

暴力の連鎖というテーマでは共通しているものの

「ベトナム戦争」という具体的な事例があるだけにより生々しくそうしてより壮大な仕掛けで展開されていくのです

展開は前半よりも後半まさにジェットコースターのような高速展開でございます

では・・いつものことですが

まるっきりの自己解釈に基づいた

あらすじと感想(ほぼあらすじ)

〜ある晴れた日の朝〜




「プロレスは八百長じゃない」そう信じて引きこもっているレスラー・ヘラクレスノブナガ。
ある日、リングの下に住み着いてひっそりと暮らしている。コロボックルのタマシイという女を見つける。彼女の特技は”実況中継”
彼女は未来から来たのだという。
そしてその未来は2時間で滅ぼされたとも・・。

ロープの中の暴力
それは犯罪ではない
ロープの中ではたとえ本物の血が流れても誰も罰せられない

レスラーはロープにはじかれると必ずリングの中央へ戻ってくる
まるでそれは催眠術にでもかかったかのように
はじかれては戻る・・

なぜ止まれないのか

ノブナガは八百長ではない試合を見せるために
対戦相手を半殺しにしてしまう

それをこっそり盗み撮りしていた
ケーブルテレビのスタッフたち
視聴率は一気にうなぎのぼり

もっと見たい
スタッフのもとに「ユダヤ人の社長」からそんな電話が入る

半殺しよりすごいものって一体なんだ?

それを実況中継するためにタマシイを利用するスタッフ

「あなたは人類の力を観察する人類監察官」

そう言われてタマシイは暴力の現場を実況中継する

エスカレートする暴力

ドメスティックバイオレンスや校内暴力
やがて、銃が使われ、毒ガスが使われ

リングの中は皆ガスマスクをしたものばかりで
誰も顔がわからない・・

顔がない相手ならたとえ殺しても良心など痛まない・・

視聴率はどんどん上がる
でも100%にはならない
残りは一体どこへ・・?
それは人間の良心なのか?

もっと見たい・・また「ユダヤ人の社長」から電話が入る

これ以上のもの

戦争

やがて、舞台は
ミ・ライの村へとうつっていく

そうタマシイはある晴れた日の朝
たった2時間で滅ぼされた
ベトナムのミ・ライの村から来たのだ

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