さらば、我が愛〜覇王別姫〜

  • 2007/10/26(金) 17:36:53

本日は休みでしたので
「さらば、我が愛〜覇王別姫〜」をDVDで鑑賞

理由はというと、どうやら来年、この作品を
蜷川氏が少年隊の東山さん主演で上演するそうな・・

はて・・どんな作品?

と思って観たのですが・・

いやあ〜〜〜素晴らしいではありませんか〜〜〜〜!!

主演のレスリー・チャン、お美しい!

1920年代から70年代の中国、京劇の世界が舞台

京劇の女形、蝶衣の幼年時代から物語がはじまる

京劇の修行の厳しさ・・そこで芽生えた兄弟子・小樓への淡い恋心

やがて、成長した二人は京劇界きっての人気役者となっていた
成長してもなお、小樓を慕う蝶衣にくらべ小樓は遊廓の菊仙と結婚してしまう

二人の間に亀裂が生じる・・

苦悩する蝶衣をレスリー・チャンが気迫の演技で魅せてくれます

芝居に命をかけた蝶衣・・

時代がそんな彼を嘲笑うように激しい波に彼を飲み込む

太平洋戦争勃発・・

進撃する日本軍・・彼等の前でも変らず舞い続ける蝶衣

やがて、日本軍敗走・・

蝶衣は売国の罪に問われ、法廷へ・・・

からくも命を永らえた後も芝居への道を厳しい試練が待ち受けていた

文化大革命・・

蝶衣は自国の人民によって罪を断罪される

しかも共に捕らえられた小樓は命惜しさに蝶衣を裏切り
彼の罪を人民の前で並べ立てる

絶望に震える蝶衣は
彼の妻が女郎であったことを逆に断罪

菊仙は自害

更に時が流れ、

蝶衣はまだ舞台の上にいた
傍らには小樓がいる

その舞台の上で、蝶衣は自らの命を絶つ


正直中国近代史をよく理解していないので
この文化革命のくだりがどうもよくわからないのですよね

ただ・・時代によって文化が何度も瀕死の状態になりながらも
今日に根付いている・・その背景には
様々な役者たちの生き様や死に様が必ずあったはず

舞台に命をかける・・ということは
生き様にも命をかけることなのか・・と
蝶衣の生き様にそれを垣間見ることができるのです

蝶衣の美しさは外見の美しさではなく

自らの情熱と愛を命をかけて貫いたその生き様の美しさ

激しく鮮やかな極彩色の美しさ

日本の美とはそこが違うところ・・

外見を真似ることは問題なくできるのでしょうが

その激しさをさて、どこまで表現できるのでしょうか?

ちょっと興味出てまいりましたね〜〜〜〜


秋の雨・・実りの雨

  • 2007/10/26(金) 13:19:37

久々にこちらを更新いたします

たまには我が家のことをば・・

我が家の次男坊はただ今
通所拒否状態が一月半以上続いておりまする

知的障害を持つ彼は近所の作業所へとても元気に
がんばって一人で通所できるようになってきてたのだけど

行きたくないと言い出したのは8月半ば頃かな・・

完全に拒否しだしたのは9月に入ってから・・

原因は不明

だけど・・もしかしたらこれが初めての彼の大きな主張かもしれない

これを無視して無理強いしたら

もしかしたら、彼は家族も含めて周囲の大人を信頼しなくなるかもしれない

じたばたとどうやったら行ってくれるようになるのか考えを巡らせたりもしました

長男の「行きたくないものを無理に行かせて当人のためになるのか?」

という意見と

私の「行きたくないって理由で行かなくていいなんて道理が社会で通じるのか?」

なんて意見のぶつかりもあったりなども致しました

でもここまで自分と葛藤しつつ自分で「行かない」を自己決定してる
本人の意志を親だからという勝手な理由で曲げるなんてことは
やはりできない・・とつい最近ではありますが

私も覚悟を決めました

「行かなくていいよ。だってもう20歳だもんね。自分のことは自分で決められるよね。周りに決定される人生なんてごめんだよね。思う存分主張してくれ」

って言えるようになりましたよ

たぶん3年前なら私が傍にいてなんとかしなくちゃ〜〜〜って、思ったんでしょうが・・

こうやって親も親という社会の殻というものを考えさせてくれる

こいつは本当になんてすごい奴なんだろうって改めて彼の凄さを実感した一月半でしたね

今日は仕事が休みで今も傍には息子がいて、きっと次のお出かけはどこ行こうか・・なんて考えてるのかな?

作業所の方々も長い目で彼が自分の意志で通所できるようになるのを待っていてくださるし、その間の支援も考えて下さいます
なんとまあ・・恵まれた子だろうか

本当はもっと先もことまで決定してた事もあったのだけど
今回の彼の大きな主張はそれはあんたら大人の勝手なエゴだよ・・ってこと
気づかせてくれて・・

彼の決定を皆が支援しようという結果になりました

人生は長い
だけどそれはその当人の人生

私の人生の距離に若い彼の人生を重ねてはいけない

気が付いて振り返ったら母の笑顔がそういえばあったな・・って
それくらいの距離でいい

ヴェニスの商人?

  • 2007/10/08(月) 00:00:50

一方においてはめでたしめでたしだが

片方においては悲劇だ・・

平等なんて言葉はお飾りにすぎない

そう言えば
こんなスローガンを掲げた革命があった

自由・平等・博愛

これぞ矛盾そのものではないか

共存できないものを並べているのだから

さて・・ともあれ・・
物語はラストシーンへ

それはロマンティックな恋の夕べ・・

あくまでも表面的には(笑)


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ヴェニスの商人?

  • 2007/10/07(日) 23:26:01

やっと望みが叶う・・

そう思った時

その望みを絶たれ・・

あげくの果てに全てを奪われたとしたら?

そんな時・・人はどうするのだろう?

この場面・・

とにかく登場人物がたくさん舞台に出てきて
それぞれがそれぞれの芝居をあちこちでしているものだから

観る側としては忙しくてしょうがない

中心にいるのはシャイロック・・

全てを奪われた哀れなユダヤ人

しかし、その後ろでちょっとドキッとするような
シーンがあったのをちゃんと見逃さずにいた

私は意外に視界が広いのかもしれない・・なんて
思ったりもした・・


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ヴェニスの商人?

  • 2007/10/07(日) 22:40:42

さあ、いよいよクライマックス!

法廷シーンです

戯曲でも映画でもここは最大の見せ場

男装したポーシャが法学博士となって登場して
見事な大岡裁きを披露するのです

そして・・

別の尺度から見ると・・

これほど残酷なシーンはない・・




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